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2018.10.2

親は、子にとって、 最悪の家庭教師です。

親のあつい愛。子はヤケド!

『受験ジャパン』編集部です。
今回は、中学受験に取り組む子どもたちのリアルな体験にもとづいて、親のどんな言動で、子どもの勉強のやる気はペチャンコになってしまうのか、「親には見えない、子どもの苦しみ」について、お話したいと思います。

お子さんの受験をひかえるお父さん、お母さん。
耳の痛い話かもしれませんが、どうぞ最後までおつき合いください。

お父さんがお医者さんのAちゃんのお話。
Aちゃんのお父さんは、なんといっても医学部合格ですから、勉強には自信いっぱいです。
「僕が子どもの頃にやっていた勉強法を身につければ、成績は苦もなくあがるはずだ」と、病院から帰ってくると、毎晩、Aちゃんに手取り足取り、算数を教えてくれたそうです。

もちろん娘さんへの愛情はいっぱい。
なんとか志望校に合格させてあげたい一心でのこと。
でも、お父さんの解き方は、塾で教わった解き方とまるで違う。

Aちゃんは、すっかり混乱してしまい、ミスが続いてしまいます。
やれどもやれども、算数の点は伸びず、やる気の火がどんどん小さくなってしまいました。

本当は、塾で教わった方法が馴れているし、いちばんやりやすい。
でも、お父さんは「自分のやり方がベスト!」と押しつけてくる。
「お父さんの解き方、なじまないよお。塾の解き方でやりたいんだけど。」
その一言が言えなくて、Aちゃんは、毎日毎日、とても苦しんでいました。
親の愛情をひしひし感じれば感じるほど、子どもは本当の気持ちが言いにくくなってしまうものなのです。
親の熱い愛に子はヤケドしているのに、親は気づかない。
受験失敗にとても多いパターンです。

努力家だけど、容量があまり良くないBくん。
習った解き方を自分のものにするまで、時間がかかるのです。
そんなBくんをそばで見ていたお母さん。
まわりの子と比べて、Bくんの習得スピードの遅さにイライラ。
お母さんがスケジュール管理し、簡単なミスが続くと、「どうしてこんな問題が解けないかなあ!?」
Bくんをついなじってしまうお母さん。自分がBくんと同じ年の頃は、もっとできたのに。心の中のそんな不満が、お母さんの全身からにじみます。
Bくんは、そんなお母さんのイライラオーラに威圧され、どんどん委縮。
お母さんの顔色がいちばん気になり、勉強のテキストに集中できません。

大人は誰しも、自分の子ども時代は、ついつい美化してしまうもの。
結果、子どもの劣等意識をふくらませてしまい、勉強への自信はすっかりつぶれてしまうのです。

Bくんは、本当は確実に前進しているのに。
ただ少しテンポが遅いだけなのに。
「僕はお母さんみたいに頭よくないんだ。のろまなんだ。ごめんよ。」
Bくんの心は、孤独感でいっぱい。この孤独感が、「うるせえなあ!」と反抗と怒りの感情に変わってしまうまで、あと少しです。

両親の仲の良さが自慢のCちゃん。
憧れの女子校に入学するため、コツコツ受験勉強に取り組んでいました。
ある日、夜中に目が覚めて、リビングを覗くとお父さんとお母さんが、お互いに目を三角にしてケンカをしていました。
理由はなんと、Cちゃんの模試の成績がよろしくなかったこと。
塾の指導方法が悪いとか、お母さんの日々のサポートが足りないとか。
お父さんがお母さんにまかせっきりで無責任だとか。
お互いにののしりあい、あげくの果てには、娘は本気でまじめにやっているのだろうかと、Cちゃんの勉強姿勢に疑心暗鬼。

Cちゃんは、深く傷ついた。あんなに仲の良かった両親が、自分のことで、激しく口論しているという事実が耐えられなかったのです。
ギスギスした両親は見たくない!受験なんてやめてしまいたい!
Cちゃんの志望中学への夢と希望は、どんどん縮んでいきました。

お父さん、お母さん。ひどい言い方かもしれませんが、志望校合格のために、言わせてください。
自分たちの愛情を隠れミノに、子どもを上から威圧的に指導して、支配していませんか。

「え、これできないの?」というその親の顔が、子どもの自信とやる気をこっぱみじんにするのです。
他人だったら、もっとその子の気持ちを尊重するのに。
もっとホメながら教えるのに。わが子だから、逆にキビしくなる。
キビしく言うことが親の愛であり、子どもにも伝わるはずだ。
やる気を出してくれるはずだ。そう思い込んでしまう。

はっきり、正直に言います。それは親のエゴです。じつは逆効果です。
子どもは、親の指導がいちばんしんどいのです。
厳しい指導者といっしょにごはんを食べ、暮らすなんて、リラックスできる時間がまったくなくなってしまう。
ハイプレッシャーまみれのストレスライフです。

親は子どもにとって、最悪の家庭教師です。合格が遠のいてしまいます。
解き方を教えようとしたり、モチベーションを上げようとしたり。
無理して、やらないでください。

でも、だからといって、10歳そこらのお子さんが、自分の力だけで、塾での学びを咀嚼したり、モチベーションを上げたり、合格をつかみとれるかというと、そうではありません。
塾へ行っても伸び悩んでいるときは、親がクチを出すのではなく、「第三者」に頼ってほしいのです。

もちろん、プロ家庭教師にお願いするのがベストではありますが、経済的な問題がおありであれば、信頼できる近所の大学生のお兄さんでもいいし、親戚のお姉さんでもいい。
弊社でなくても、最近はオンライン家庭教師という家計にやさしい選択肢もふえています。冷静に子どもの現状を分析し、子どもといい距離感をとりながら一つひとつ課題をクリアできる「第三者」に、ぜひ頼っていただきたい。

親以外の中立的な指導者が入ることで、お子さんの頑張りや能力が、客観的に判断できるようになります。
親の眼はどうしても曇り、色メガネになります。親の態度はどうしてもイライラと高圧的になります。子どもは、親との勉強が、牢獄になるのです。

中立的指導者のホメコトバや励ましで、自信がむくむくふくらみます。
リラックスして、かっこつけることなくわからないことを質問できるようになります。

「親なんだから」という責任感を、どうぞ捨ててください。
信頼ができる第三者の指導者を見つけて、すっかり頼ってしまいましょう。
がんばったお子さんを、おいしい紅茶とケーキと静かな微笑みで休ませてあげてください。それが受験へのエネルギーになります。

もし、お子さんとの関係や受験についてのお悩みがあるなら、いつでもご相談ください。サービス依頼じゃなくてもぜんぜん構いません。
私たちは、悩みを聞くプロです。お話を聞くだけで、どういう状況かほぼわかります。営業なしで助言させていただきます。

この記事の執筆者:
受験ジャパン編集部

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